「スキンケアで保湿を心がけているけれど、肌の乾燥が気になる……」とお悩みではありませんか。うるおいのある肌を保つためには、外側からのケアだけでは十分とは言えません。そこで今回は、乾燥肌によい食べ物について、男性向けに徹底解説していきます。
栄養バランスが整った食事を心がけるのはもちろんのこと、それにプラスして美肌によい食べ物を意識して取り入れ、理想のうるおい肌を目指しましょう。
栄養バランスが整った食事を心がけるのはもちろんのこと、それにプラスして美肌によい食べ物を意識して取り入れ、理想のうるおい肌を目指しましょう。
乾燥肌には、スキンケア+インナーケアが必須!
乾燥肌をうるおいのある肌に導くためには、スキンケアが必要です。保湿ケアでは、化粧水で与えた水分を乳液など油分でふたをして、うるおいを逃がさないことで乾燥を防げます。もし、化粧水しかつけていないのであれば、お肌に与えた水分が逃げないよう、乳液やクリームなど油分を含んだアイテムも併用してみてください。
そして、乾燥肌のケアは、スキンケアだけではかないません。睡眠・食事・運動など、生活習慣も見直してみましょう。仕事に趣味に忙しい男性の場合は特に、見逃しがちかもしれません。
言うまでもなく私たちの肌は、食べたものからできています。不摂生な食事ばかりしていては、乾燥肌だけではなく、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルにもつながりかねません。乾燥肌が気になるのであれば、毎日の食べ物に注目し、インナーケアも行なうことが必須です。
理想的なうるおいのある肌は、外からの刺激にも耐えうる底力を持っている状態です。肌が本来持っているバリア機能を発揮できるよう、バランスのよい食生活を心がけ、肌を作る栄養素を意識して食べるように心がけましょう。
厚生労働省や農林水産省では、バランスよく食べることを視覚的に理解できるように「食事バランスガイド」を公開しています。子どもから大人まで目で見てわかりやすいツールなので、気になる方はチェックしてみてください。
そして、乾燥肌のケアは、スキンケアだけではかないません。睡眠・食事・運動など、生活習慣も見直してみましょう。仕事に趣味に忙しい男性の場合は特に、見逃しがちかもしれません。
言うまでもなく私たちの肌は、食べたものからできています。不摂生な食事ばかりしていては、乾燥肌だけではなく、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルにもつながりかねません。乾燥肌が気になるのであれば、毎日の食べ物に注目し、インナーケアも行なうことが必須です。
スキンケアだけで乾燥肌を改善できない理由
数十年前と比較すると、スキンケアを気にする男性も増えてきました。うるおいを外側から補い、水分の蒸発を防ぐ役割があるスキンケアですが、浸透するのは肌の表面だけです。肌本来のバリア機能をすこやかに保つためには、丁寧なスキンケアを継続しながら生活習慣を整える必要があります。理想的なうるおいのある肌は、外からの刺激にも耐えうる底力を持っている状態です。肌が本来持っているバリア機能を発揮できるよう、バランスのよい食生活を心がけ、肌を作る栄養素を意識して食べるように心がけましょう。
乾燥肌にいい食べ物を摂るなら、睡眠と自宅環境も見直そう
乾燥肌にいい食べ物を摂ること以外にも、美肌のためにできることがあります。睡眠時間を確保する
実際に寝不足になると、肌の調子が悪いと感じたことがある方もいるかもしれません。これは、睡眠中に分泌される成長ホルモンが関係しています。成長ホルモンは肌の水分保持量を増やしたり、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)をスムーズにしたりする働きがあるからです。睡眠時間を確保して、成長ホルモンを味方につければツヤ肌に近づけます。湿度に注意する
湿度が低下し、乾燥が気になる秋冬は加湿器などを使い、湿度を適切に保つようにしましょう。加湿器がなくても、寝るときにぬれたタオルを枕元の近くに掛けておくといった、工夫をしてみてください。食事は、肌によい食べ物よりバランスが重要
肌によいとされる食べ物は多数ありますが、まずは、バランスよく食べることが先決です。「バランスが重要」とはよく言いますが、実際にどう食べればバランスよくなるかご存じでしょうか?厚生労働省や農林水産省では、バランスよく食べることを視覚的に理解できるように「食事バランスガイド」を公開しています。子どもから大人まで目で見てわかりやすいツールなので、気になる方はチェックしてみてください。
肌を作る6大栄養素
私たちがすこやかに生きていくための基本となるのが、「6大栄養素」です。この6つの栄養をバランスよく摂ることは、健康だけでなく、うるおいのある肌を作ることに繋がります。
炭水化物と脂質は主にエネルギーとなり、たんぱく質や無機質は筋肉や髪、爪などを作ります。そしてビタミン、ミネラルは体の調子を整える栄養素で、どれも欠かすことのできない栄養です。
6大栄養素とは?
5大栄養素という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは、「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」「ビタミン」「無機質 (ミネラル)」の5つのことで、整腸作用で注目されている「食物繊維」を含めて6大栄養素と呼ばれています。炭水化物と脂質は主にエネルギーとなり、たんぱく質や無機質は筋肉や髪、爪などを作ります。そしてビタミン、ミネラルは体の調子を整える栄養素で、どれも欠かすことのできない栄養です。
必要な栄養素が摂れていますか?
厚生労働省は、国民の健康的の保持・増進のために、なにをどのくらい食べるのが望ましいのかをまとめた「日本人の食事摂取基準(2020年版)」を作成しています。ここからは「日本人の食事摂取基準(2020年版)」にも書かれている栄養素について詳しく見ていきましょう。たんぱく質
たんぱく質は、筋肉や髪の毛、爪などを主に体を作る栄養素です。美肌作りに重要なコラーゲンもたんぱく質の1種。ボディメイクをする人だけでなく、美肌を目指したい人にも積極的に摂りましょう。脂質
脂質は、あまりよいイメージがない方もいるかもしれませんが、すこやかな肌は、水分と油分のバランスが取れてはじめて、うるおいとツヤが生まれます。もちろん、食べすぎは過剰な皮脂になってしまうこともあるため、摂りすぎには注意が必要です。しかし、良質な脂質を適度に摂れば、うるおいのある肌を目指すあなたの味方になってくれるでしょう。炭水化物
炭水化物は主に、体を動かすエネルギーになります。糖質の摂りすぎはよくありませんが、極端に減らすこともおすすめできません。ビタミン
美肌にビタミンが欠かせないのは周知の事実。肌だけでなく体の調子を整える働きもあります。ビタミンの中でも特に注目されることが多いのが、ビタミンACE(エース)。ビタミンA 、ビタミンC、ビタミンEは、抗酸化作用があります。ハリや弾力のあるいきいきとしたお肌を目指したいなら意識したい栄養素です。ミネラル
ミネラルは、体の調子を整えるために重要な栄養素です。ミネラルの中でも特に美肌に関わり、注目したい栄養素が亜鉛です。日本人の食事摂取基準(2020年版)でも、亜鉛が欠乏すると皮膚炎を起こす可能性を指摘されています。食物繊維
食物繊維は小腸で消化・吸収せずに大腸に届き、便秘解消につながります。便秘が続くと不要なものが排出されず、体の巡りが悪くなってしまいます。腸内環境を整えることは、すこやかな肌づくりの近道です。日本人は、男女ともに食物繊維の摂取量が少ないため意識して摂ってみてください。取り入れやすい!乾燥肌によい食べ物30選
バランスのよい食事を摂れたら、乾燥肌によいとされる食べ物も意識して食べてみましょう。
暑い季節は水分補給を意識できていても、冬になると水分を摂る量が減っていませんか。秋、冬になると発汗で失われる水分の量は減りますが、必要な水分は摂る必要があります。水分は1日を通して、少しずつ摂るように心がけてみてください。しっかり水分補給をし、体の巡りをよくして、美肌を目指しましょう。
発酵食品はお酒のお供にもぴったり。比較的日持ちするものが多いので、冷蔵庫に常備して、おつまみ代わりにしてみませんか。料理好きの男性なら、自家製のぬか漬けを作ってみるのもいいかもしれません。
キノコ類であれば、男性でも料理に取り入れやすいかもしれません。大豆は缶詰タイプなら日持ちしますし、いんげんまめは冷凍を常備しておくと便利です。
乾燥ワカメは、スープに追加するなど、小腹が空いたときに便利です。料理をしない方は、コンビニで野菜スティックなどを買って取り入れるのもひとつの方法です。
魚を意識的に摂るのもおすすめです。料理が面倒な方は、缶詰でもOK。カツオは傷みやすいので、夜遅い時間スーパーに行くと安売りしていることも多いですよ。
「とりあえず、野菜を多く食べる」と意識するだけでも、肌には変化があるものです。覚えられなくてもOK。好き嫌いせず、いろんな色の野菜食べるよう意識すれば、バランスよくビタミンを摂取できるでしょう。
体の巡りをアップ「水」
人間の体の60%は水分です。健康面だけでなく、美容面でも十分な水分は不可欠です。水分を摂取する量と排泄のバランスが取れていないと脱水になることもあり、脱水までに至らなくても肌や唇などの水分量が減り、乾燥につながります。暑い季節は水分補給を意識できていても、冬になると水分を摂る量が減っていませんか。秋、冬になると発汗で失われる水分の量は減りますが、必要な水分は摂る必要があります。水分は1日を通して、少しずつ摂るように心がけてみてください。しっかり水分補給をし、体の巡りをよくして、美肌を目指しましょう。
完全栄養食「卵」
完全栄養食とも言われる卵。なぜ、完全栄養食と言われているかと言うと、食物繊維とビタミンC以外の成分をすべて含んでいるからです。手軽に摂れるので、ぜひ意識して食べるようにしてください。お肌の質を左右する「腸に効く食材」
ここからは、腸によいと言われている食材を種類別に紹介します。発酵食品
- 納豆
- 味噌
- プレーンヨーグルト
- キムチ
- チーズ
- ぬか漬け
発酵食品はお酒のお供にもぴったり。比較的日持ちするものが多いので、冷蔵庫に常備して、おつまみ代わりにしてみませんか。料理好きの男性なら、自家製のぬか漬けを作ってみるのもいいかもしれません。
不溶性食物繊維の多い食材
- ごぼう
- きのこ類
- 大豆
- キクラゲ
- いんげんまめ
キノコ類であれば、男性でも料理に取り入れやすいかもしれません。大豆は缶詰タイプなら日持ちしますし、いんげんまめは冷凍を常備しておくと便利です。
水溶性食物繊維の多い食材
- にんじん
- キャベツ
- 昆布やワカメなどの海藻類
- こんにゃく
- 大麦
乾燥ワカメは、スープに追加するなど、小腹が空いたときに便利です。料理をしない方は、コンビニで野菜スティックなどを買って取り入れるのもひとつの方法です。
うるおいお肌に欠かせない「良質なたんぱく質と油分含む食材」
美肌に欠かせないたんぱく質と、良質な油分を含む食材は以下です。- サンマ
- アジ
- サバ
- 鮭
- カツオ
魚を意識的に摂るのもおすすめです。料理が面倒な方は、缶詰でもOK。カツオは傷みやすいので、夜遅い時間スーパーに行くと安売りしていることも多いですよ。
ターンオーバーを促進「ビタミンの多い食材」
ビタミンを多く含む食材は以下です。- ブロッコリー
- ピーマン
- ほうれん草
- にんじん
- ジャガイモ
- かぼちゃ
- キャベツ
「とりあえず、野菜を多く食べる」と意識するだけでも、肌には変化があるものです。覚えられなくてもOK。好き嫌いせず、いろんな色の野菜食べるよう意識すれば、バランスよくビタミンを摂取できるでしょう。
バランスを重要視したうえで、おすすめの食材をプラス
ここでは普段の生活に取り入れやすく、各栄養素が多いものをピックアップしましたが、栄養素はバランスを重視することが重要です。男性の場合、特にラーメンや丼などボリュームがあるものを単品で食べがちという方も多いかもしれません。まずはバランスよく栄養素を摂ることに重きをおいたうえで、食事を選ぶヒントにしてみてください。まとめ
スキンケアをしていても肌の乾燥が気になるときには、スキンケアのほか、食事や生活習慣にも気を配ってみてください。女性にくらべ皮脂が多い男性は、皮脂を取り過ぎて乾燥肌になっていることも考えられます。スキンケアや生活習慣にも気を配りながら、食生活を見直してみましょう。
乾燥肌に悩んでいて、食生活が乱れている方であれば、6大栄養素をバランスを考え、乾燥肌によい食べ物を摂ることで、必ず違いを感じられるはずです。肌の生まれ変わりは28日と言われているので、まずは1カ月、乾燥肌を改善する食生活を送ってみてはいかがでしょう。
乾燥肌に悩んでいて、食生活が乱れている方であれば、6大栄養素をバランスを考え、乾燥肌によい食べ物を摂ることで、必ず違いを感じられるはずです。肌の生まれ変わりは28日と言われているので、まずは1カ月、乾燥肌を改善する食生活を送ってみてはいかがでしょう。
- 中島 葉月/Webライター・Instagram運用ディレクター
- 看護師として勤務したのち、現在は、在宅フリーランスとして活動中。コスメ好きで日本化粧品検定1級資格を取得後、コスメコンシェルジュの資格を取得し取得。SNSやウェブサイト掲載の美容・健康関連の記事を執筆している。