化粧品,スタイリング,ヘアケア,スカルプケア,エイジングケア,メイク,メンズメイク,スキンケア,ボディケア,ギャツビーザデザイナー,シーワイキュー,CYQ,エムフォー,m4,スリピア素肌美人を目指すならクレンジングがカギ！プロが教える「自分にあった選び方」で美肌を手に入れよう

クリーム、ジェル、オイルなどさまざまな剤型があるクレンジング。正しく選ぶためにはまず、メイクオフの仕組みをしっかり理解しましょう。

基本は「なじませ、浮かせ、洗い流す」

メイクの主成分は油性であり、この成分を落とすためクレンジングにはメイクと相性の良い油性成分や界面活性剤が配合されています。

商品によってはオイルなどの油性成分を含まず、界面活性剤の力を活かして落とすものもありますが、多くのものは、クレンジングをなじませ、メイクを浮き上がらせ、水で洗い流すのが基本です。

最近のメイクアップ料はカバー力や紫外線カット効果など、機能性を持たせたものが多いため、お湯や石鹸だけではなかなか落としきれません。

そこでまずクレンジングの油性成分が、メイクアップ料となじんで汚れを肌から浮き上がらせます。

次に界面活性剤が水と油をなじませ乳化。メイクの油分を水で洗い流せる状態に変化させます。

この過程で、メイクアップ料だけでなく皮脂や汚れも一緒に落とされるので、適切なクレンジングを行うことで、肌を清潔に保ちトラブルを防ぐことができます。

欲しいのは洗浄力？肌へのやさしさ？あなたにあったタイプはどれ

多くのクレンジングには油性成分と界面活性剤のほかに、水性成分や保湿成分、整肌成分などが配合されています。

クリーム、ジェル、オイルなど剤型によって成分の配合が異なり、洗浄力や肌に置いたときの感触が変化。どれを使うかはメイクの濃さや肌質に合わせて選びましょう。

オイルタイプでも保湿成分の配合や、テクスチャーの厚みにより摩擦が少なく、肌への負担が小さいものもありますが、一般的な成分組成から「メイクを落とす力」と「肌への負担」をマッピングすると以下のようになります。



この図が示すとおり、メイクを落とす力が強いものは肌への負担が大きくなる傾向があるので、それぞれの特徴をしっかりおさえておくことが大切です。


■ミルクタイプ
軽くてなめらかなテクスチャーが特徴。
油分と水分をバランスよく含み、肌の潤いを残しながらメイクや汚れを落とします。
皮脂を取りすぎないタイプが多いので、敏感肌や乾燥肌の人によいでしょう。
保湿効果が期待できる成分が配合されている場合もあり、洗顔後のつっぱり感が苦手な人におすすめです。

■クリームタイプ
リッチでコクのあるテクスチャーが特徴。
肌への密着性が高く、メイクや汚れをしっかりと絡め取るため、洗浄力が優れています。
クレンジング中の肌摩擦を軽減するため、敏感肌や年齢を感じはじめた肌にも使いやすいでしょう。
また、保湿成分が含まれていることが多く、使用後の肌にしっとり感が欲しい人にも向いています。

■ジェルタイプ
さっぱりとした使用感が特徴。脂性肌や混合肌の人によいでしょう。
軽いテクスチャーで肌に伸ばしやすく、メイクや皮脂汚れを効果的に浮かせて落とします。
ジェルタイプには水性と油性の2種類があり、水性は軽いメイク向け、油性は濃いメイクやウォータープルーフにも対応可能なものが多いです。
洗い流した後のベタつきが少なく、爽やかな仕上がりを求める人におすすめです。

■拭き取りタイプ
クレンジング剤がシートやコットンに含まれており、肌を拭くだけでメイクを落とせる便利なアイテム。
水が使えない場所や忙しいときにさっと使えるので、外出先や旅行中にも重宝します。
ただし肌に摩擦が加わるため、敏感肌の人や肌荒れが気になる人は注意が必要。
液がたっぷり含まれているなど、肌への摩擦をケアしたものを選ぶとよいでしょう。

■バームタイプ
固形のバーム状のテクスチャーが肌にのせると体温でとろけ、オイル状に変化するのが特徴。
この変化により、肌に密着したメイクや毛穴の汚れを浮かせて落とします。
クレンジング力が高い一方で、しっとりとした洗い上がりが得られるため、乾燥肌や敏感肌の人にもよいでしょう。
使用感が滑らかで、摩擦を軽減しながらメイクをオフできる点も魅力です。

■オイルタイプ
濃いメイクやウォータープルーフのメイクアップ料を素早くしっかりと落とせるのが特徴。
オイルがメイクと皮脂汚れをしっかりと浮かせるため、肌を強く擦る必要がありません。
使用後のつっぱり感が気になる人は保湿成分が含まれているものを選ぶとよいでしょう。


ちなみにファンデーションを使わず日焼け止めだけで過ごした日もクレンジングすることをおすすめします。
日焼け止めには油分が含まれているので、落としきれずに毛穴にとどまると黒ずみや肌荒れの原因となることもあります。
肌に負担の少ないクレンジングを使い、フェイスラインや小鼻の周りなど、洗い残しのないように気をつけましょう。

肌質で変わるクレンジング選びの注意点

クレンジングを選ぶときはメイクの濃さや使用感だけでなく、肌質も大事なポイントです。

皮脂が出やすい肌や乾燥しがちな肌など、肌質をしっかり把握して、自分にあったものを選んでください。

■乾燥肌
肌の潤いも一緒に洗い流してしまう可能性がある洗浄力の高いクレンジングは避けたほうがよいでしょう。

■敏感肌
拭き取りタイプや、テクスチャーが固めのクレンジングは、摩擦が肌の負担になることがあるので注意が必要です。

■混合肌
Tゾーンの皮脂汚れをしっかり落としつつ、必要な潤いを取りすぎないよう、保湿成分や整肌成分の配合されたクレンジングを選ぶとよいでしょう。

■脂性肌
オイルタイプは過剰に分泌された皮脂もしっかり洗い流してくれます。
ただし長時間、肌に乗せておくと必要な潤いまで取り去ってしまう可能性があるので、手早く洗い上げるのがポイントです。


そして、すべての肌タイプに共通していえるのは、クレンジングを使用する際、肌を擦りすぎないこと。
肌表面を強い力で擦ってしまうと、乾燥やシワ、くすみの原因になるといわれているので、やさしい力で洗い上げられるクレンジングを選ぶことがなによりも重要です。

クレンジングは毎日おこなうので、テクスチャーに厚みがあったり、肌の上で滑りやすい成分が配合されていたりするものを選び、肌への負担をおさえましょう。